旧约
新约
- マタイマタイの福音書
- マルコマルコの福音書
- ルカルカの福音書
- ヨハネヨハネの福音書
- 使徒使徒の働き
- ローマ人へローマ人への手紙
- Ⅰ コリント人へコリント人への手紙Ⅰ
- Ⅱ コリント人へコリント人への手紙Ⅱ
- ガラテヤ人へガラテヤ人への手紙
- エペソ人へエペソ人への手紙
- ピリピ人へピリピ人への手紙
- コロサイ人へコロサイ人への手紙
- Ⅰテサロニケ人へテサロニケ人への手紙Ⅰ
- Ⅱテサロニケ人へテサロニケ人への手紙Ⅱ
- Ⅰ テモテへテモテへの手紙Ⅰ
- Ⅱテモテへテモテへの手紙Ⅱ
- テトスへテトスへの手紙
- ピレモンへピレモンへの手紙
- ヘブル人へへブル人への手紙
- ヤコブヤコブの手紙
- Ⅰ ペテロペテロの手紙Ⅰ
- Ⅱペテロペテロの手紙Ⅱ
- Ⅰ ヨハネヨハネの手紙Ⅰ
- Ⅱヨハネヨハネの手紙Ⅱ
- Ⅲ ヨハネヨハネの手紙Ⅲ
- ユダユダの手紙
- ヨハネの黙示録ヨハネの黙示録
圣经版本
设置
显示节号
显示标题
显示脚注
逐节分段
8
ユダヤ人を救済する勅令
1その日、アハシュエロス王は、ユダヤ人の敵ハマンの財産を、そっくり王妃エステルに与えました。続いて、モルデカイが王の前に召し出されました。モルデカイがいとこであり養父であることを、エステルが明かしたからです。
2王はハマンから取り返した指輪をはずしてモルデカイに与え、即座に総理大臣に任命しました。エステルはモルデカイに、ハマンの財産の管理を一任しました。
3ハマンのことが片づくと、エステルはもう一度王の前に出て、足もとにひれ伏し、ユダヤ人に対するハマンの企みを無効にしてくださるようにと、涙ながらに訴えました。
4この時も、王は金の笏を差し伸べたので、彼女は身を起こし、立ち上がって、
5こう願い出ました。「もしこれがお心にかない、私をあわれとおぼし召されますなら、どうぞ勅令を出して、諸州のユダヤ人を殺せというハマンの指令を取り消してください。
6同胞がむざむざ殺されるのを、とても黙って見てはおられません。」
7王は王妃エステルとモルデカイに答えました。「おまえたちユダヤ人に手を下そうとしたハマンを、私は絞首台につるし、家も没収してエステルに与えたではないか。
8ユダヤ人の件については、私の名を用いて思いどおりの通達を出すがよい。王の指輪で印を押すのだ。だれにも有無を言わせないためだ。」
9-10直ちに王の書記官が召集されました。それは第三の月の二十三日のことでした。彼らはモルデカイが口述するままに、インドからエチオピヤに及ぶ全百二十七州の、ユダヤ人をはじめ役人、総督、領主にあてた文書を作成したのです。この文書は、各民族の言語、方言にも翻訳されました。モルデカイはこの文書を、アハシュエロス王の名を記し、王の指輪で印を押して、王室専用の急使に託しました。彼らはめいめい、らくだ、らば、若いひとこぶらくだなどにまたがって、全国各地に飛んで行ったのです。
11この通達には、各地のユダヤ人に対し、自らと家族のいのちを守るために武装蜂起すべきこと、また敵には全力を上げて対抗し、その財産を奪ってもかまわないことが記されていました。
12しかも、全州いっせいに、その決行日は第十二の月の十三日、その一日のうちと定められていたのです。
13さらに、この勅令の写しをとって各州の法令とすること、勅令は全国民に公示して、ユダヤ人が敵を打ち倒す十分な準備ができるようにすること、と書き添えてありました。
14王の急使は、特命を受けてふだんよりいっそう速く、駆けに駆けて先を急ぎました。勅令はシュシャンの城内でも発布されました。
ユダヤ人の勝利
Japanese Contemporary Bible ™️
( リビングバイブル ™️)
Copyright © 1978, 2011, 2016 by Biblica, Inc.
Used with permission. All rights reserved worldwide.
“Biblica”, “International Bible Society” and the Biblica Logo are trademarks registered in the United States Patent and Trademark Office by Biblica, Inc. Used with permission.